社長挨拶
昭和22年(1947年)に父阿部昌之が創業した我が阿部化学は、今年5月1日で創業70周年を迎えました。人間で言えば古希です。希なほど長生きです。
会社の平均寿命は23年、一般的には30年といわれます。実際のところ中小企業の90%は10年以内に消えています。当社は、時代に流れに対応して、人工醤油の製造、洗濯石鹸の製造、溶剤のリサイクルそして18年前にフロンガスのリサイクルと業種を変えてきました。いずれも特殊な分野に挑戦してきました。
一方、個人的に私自身、とてもついている人間、運の良い人間と思っています。身体と心の健康や家庭環境に恵まれ、大好きな静岡で生まれ、育ち、仕事ができ、様々な方々とのご縁を頂き、充実した毎日を過ごしています。皆さんに本当に感謝します。ありがとうございます。
これからの人生の後半戦は、私と係わる人たち(具体的には、家族、特に妻訓子さん・社員さん・お取引の方々・地域の人たちなど)が仕事やボランティア活動を通じて、達成感があり、楽しく充実した人生を送れるよう恩返しをしたい。「阿部さんといると楽しいよ。いいことあるね。」と言われたい。まさしく「頼まれごとは、試されごと」挑戦できるからです。
ところで、父が会社を作った時は、きっとワクワク、ドキドキ、いやヒヤヒヤするような気持ちだったでしょう。その創業の精神を忘れることなく、常に挑戦するいい会社をつくり続けたいと思います。それは、業績がいいのは当たり前、地域にとって役に立ついい会社であり、来社された方が「いい感じの社員さんだね。面白がっていい仕事するね。」と言ってくださり、さらにビシッと時間を守り、ゼッタイ怪我や事故を起こさない安全意識の高いさわやかな人たちの集合体こそ、私の目指す・自分たちにとっても気持ちの「いい会社」なんです。
結びに、次の世代につなげるよう80,90周年さらには100周年を目指して、「いい会社」を皆さんと共につくり続けたいと宣言します。
阿部化学株式会社
代表取締役社長
阿部 裕之